医院開業コラム

思ったように患者が来ない場合どうしたらいいのか

【ライター】湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢勝信
ドクターにとっての第2の人生と言える「開業」が、先生にとっても、先生のご家族にとっても、また地域の住民にとっても意義深いものとなっていくことを祈念いたします。
そしてこのコラムが、少しでもお役に立てれば幸いです。
昨今沢山の診療所が開業する中特に内科を中心に開業後当初予定したほどの患者が来ない場合があります。こうした場合まずやらなければならないのは事業計画、資金計画の見直しです。事業計画の中で特に重要なのが1日の患者の外来予測数です。1日の患者予測数が当初の予測数より少ないということはイコール予定よりも収入が少ないことを意味します。まずは、収入計画の見直しを行い、この先の収入予測計画を立て直します。
次に経費や運転資金の額は、予測収入に応じて金額を見積もっていますので、収入計画見直しに応じた経費の修正計画と、運転資金が足りるかどうかも検討しなおさなければなりません。同時になぜ患者が思ったほど来ないのかの分析もあわせて行います。患者目線にたって外から見て入り口がわかりやすいか、入りやすい雰囲気になっているか等の確認を行います。また資金に余裕があれば再度折り込み広告を出すとか、診療所の近くの目立つところに看板を出せないか等の広告戦略の見直しも行った方がいいでしょう。


2017-07-26