医院開業コラム

駅のすぐ近くなのだが患者からはわかりにくいと言われる

【ライター】湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢勝信
ドクターにとっての第2の人生と言える「開業」が、先生にとっても、先生のご家族にとっても、また地域の住民にとっても意義深いものとなっていくことを祈念いたします。
そしてこのコラムが、少しでもお役に立てれば幸いです。
駅のすぐ近くに医院があるのだが、一本路地を入ったところで、人の流れがなく、場所がわかりづらいため、思ったほど患者が来ていないということがあります。
このような場合には、駅看板を出すとか、駅前でビラを配るとか、駅前のバス停に広告を出すとかの方法により駅周辺の人たちに医院の場所を認知してもらう必要があります。
こうした広告を出すときに大事なことは、駅からどのようなルートを取り、どのくらいの時間で医院まで来ることができるのかがしっかりわかるようにすることです。駅前はしょっちゅう歩いているが裏路地には1回も入ったことがない人は結構沢山います。知っていれば近いのですが、知らない人にとってはとても遠いところのように感じてしまいます。
駅のすぐ近くであっても駅からわかりやすい場所に駐車場を確保して、その駐車場に医院までの地図を掲示するという方法も有効です。駅近であっても駐車場があれば駅から離れたところに住んでいる車での来院者も取り込むことができますし、医院が目立たない場所にあるという欠点をカバーすることもできますので一石二丁と言えます。


2017-08/02