医院開業コラム

3分間スピーチで、スタッフの話す力が身に付く

【ライター】湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢勝信
ドクターにとっての第2の人生と言える「開業」が、先生にとっても、先生のご家族にとっても、また地域の住民にとっても意義深いものとなっていくことを祈念いたします。
そしてこのコラムが、少しでもお役に立てれば幸いです。
クリニックのスタッフは医師も含め、患者さんからの質問に答えたり、いろいろなことを説明したり、伝えたりする必要があります。この際必要なのが話す力です。患者さんの知りたい事や、聞きたいことに対して的確に答えるためには、患者さんの話を聞く力も必要ですが最終的に患者さんに満足してもらうためには、患者さんが理解できるように分かりやすい言葉で、できるだけ要領よく話をする必要があります。この話す力というのはトレーニングをすれば誰でも上手になります。そのトレーニング方法としてクリニックにお勧めしたいのが3分間スピーチです。定期的に、人を決め、テーマを選んでもらってスタッフ全員の前で、3分間スピーチをしてもらいます。はじめはやったことがないので、3分という時間の配分がわからず3分たつ前に終わってしまうとか、3分を大幅に過ぎてしまう人もいます。また、何を話していいかわからないので、 話がまとまらないうちに終わるとか、話が飛んでしまって何を話したかったのかわからない人もいます。あらかじめ原稿を作ってきてそれを棒読みして終わってしまう人もいます。また極度の緊張の余り声が震え、顔がこわばってしまう人もいるでしょう。でも心配はいりません。自分も失敗し、また仲間が失敗しているのを見ながら繰り返し行っていくうちに、皆驚くほど上手になります。
はじめにできなかったのは、経験がなかったからだということに気がつきます。
そして、ひととおり話ができるようになると、今度はその3分間の中で自分は一番何が伝えたかったのかということを考えてもらうようにします。そしてそれを聞いていた人達にそれが伝わったかどうか確認してもらうようにします。
このようなトレーニングを重ねることによりただ話すだけでなく、本当に伝えたいことを自分の言葉で相手に伝える力が付いてくるのです。3分間スピーチの3分間というのは、やってみると意外と長いです。上手に時間を使えば、いろいろなことを聞いている人に伝えられ内容によっては相手を感動させることができるほどの時間なのです。3分間スピーチをクリニックの研修に是非取りいれてスタッフ一人一人のコミュニケイション能力を高めていってください。



2017-09/25