開業資金には、土地建物や、建物を賃借するために必要な保証金、医療機器の購入代金のように物を購入する資金（設備資金）と薬品代や家賃、人件費、その他経費、生活費等に使われる資金（運転資金）の2つがあります。設備資金は開業前に使ってしまうお金なので、いくらくらい必要かはわかりますが、運転資金は開業後に必要なお金なので、開業してみないといくら必要なのかはわかりません。開業当初は患者数が少なく通常は赤字になります。赤字になるということはお金が無くなってしまうということです。開業当初運転資金の準備が少ないとどんどんお金がなくなってしまい、とても不安な気持ちになってしまいます。また患者が少ない時にこそ広告費としてお金を使うべきなのですが、運転資金が少ないとそれもできなくなり立ち上がりに時間がかかってしまいます。また開業後にお金が足らなくなったからといって金融機関に追加融資をお願いするのは非常に困難です。こうしたことにならないように運転資金は十分に準備したいものです。金額的には１ケ月の必要資金の６ケ月分最低2千万円は用意する必要があります。


2017-06-02

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