医院開業コラム

医療機器を高く買ったと言う人はいない

【ライター】湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢勝信
ドクターにとっての第2の人生と言える「開業」が、先生にとっても、先生のご家族にとっても、また地域の住民にとっても意義深いものとなっていくことを祈念いたします。そしてこのコラムが、少しでもお役に立てれば幸いです。
まず医療機器の値段についてですが、ドクターで、自分は医療機器を高く買ったという人はまずいません。なぜなら、医療機器というのは、いわゆる定価が実際の販売価格と大きくかい離しているきわめて不明朗な商品だからです。
中には半値8掛け5割引きといった定価があってないようなものもあります。 それではこうした不明朗な価格で取引されている医療機器を安く購入するにはどうしたらいのでしょうか。これは一言でいうと、できるだけ沢山の業者から名前を言わないで、見積もりを取ることです。名前を言ってしまうと、業界のルールとして、メーカーも初めに見積もりを出した業者より安い価格をださないようにブロックをかけてきます。したがって、名前を名乗って安易に見積もりを取ってしまうと結局そのメーカ-4からはあまり安い価格をひきだすことは難しくなってしまいます。また、医療機器というのは本来メーカ-の代理店から買うことになっているのですが、メーカーから直接購入するという方法があります。
これだと、代理店の中間マージンが入らないので、より安く購入することが可能になります。メーカーは、病院の勤務医等との所に出入りいているはずですので、直接知らなくてもだれかに紹介してもらうことができるはずです。


2017-06-20