備品類を安く調達するにはどうしたらいいのか
【ライター】湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢勝信
ドクターにとっての第2の人生と言える「開業」が、先生にとっても、先生のご家族にとっても、また地域の住民にとっても意義深いものとなっていくことを祈念いたします。そしてこのコラムが、少しでもお役に立てれば幸いです。
診療所には待合室に置くソファーや診療用机、椅子、ベッド等いろいろな備品が必要です。ドクターにとっての第2の人生と言える「開業」が、先生にとっても、先生のご家族にとっても、また地域の住民にとっても意義深いものとなっていくことを祈念いたします。そしてこのコラムが、少しでもお役に立てれば幸いです。
これらの備品類の手配を内装業者に任せると、医療機関専門の備品業者や、大手の事務機器メーカーのカタログの中から選定することになります。こうした業者のカタログに載っている製品は概して価格が非常に高いです。ただの椅子であったとしてもドクターチェアーとドクターという名前をつけるだけで高額な価格設定になっているものが少なくありません。今は昔と違いホームセンター等の大手量販店や、カタログ通信販売、インターネット等で安くて質のいいものが沢山でています。
サイズや形、色デザインをしっかり調べたうえでこういったものの中から選んでも大手事務機器メーカーのものと比較してもそん色ないものもあります。
また、量販店でスウェーデンの家具でしゃれたものを選んだ場合にはかえっておしゃれで個性的な雰囲気を出せる場合もあります。
診療所開業で電話機を導入する場合も注意が必要です。よく2回線のビジネスフォンを7年リースで導入しているケースを見受けます。月々のリース料は1万円弱ですが、実は総額では70万円にもなっているのです。回線が2回線あっても対応できる事務員が1人しかいないということもよくあります。こうした場合2万円程度の家庭用の電話機で十分なのです。診療所の開業には内科で5000万円程度の多額の費用がかかります。
使うべきところには費用をかけ、結果に変わりがないような部分は支出を抑えるということも重要です。
2017-06-26