医院開業コラム

内覧会はやった方がいいのか

【ライター】湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢勝信
ドクターにとっての第2の人生と言える「開業」が、先生にとっても、先生のご家族にとっても、また地域の住民にとっても意義深いものとなっていくことを祈念いたします。
そしてこのコラムが、少しでもお役に立てれば幸いです。
現在では、開業の1週間から10日前に内覧会=医院のお披露目会を行うのが普通になっています。内覧会では、地元の住民の方に実際に医院の中をみてもらい、ドクターや、スタッフが診療内容や、医療機器、検査できる病気等について説明します。中には実際に健康診断や診療の予約をその場で取ってもらう場合もあります。
この内覧会にできるだけ沢山の住民にきてもらうことができれば医院の内容を知ってもらい、病気になった時に来院するよりおおきなきっかけを作ることができます。
それでは内覧会に出来るだけ沢山の人に来院してもらうにはどうしたらいいでしょうか。
内覧会の来院数に大きな影響があるのが立地です。ビル診療所であれば上階に比べ1階が一番集客しやすいです。また人が集まりやすい駅前やショッピングセンター内も沢山の人を集客しやすい場所です。
内覧会で沢山集客するもう一つのポイントは内覧会のプロの業者を使うことです。
通常医科の内覧会では、折り込み広告と薬の卸の業者や、開業コンサルタント等が当日入口でビラを配っている程度の集客なので来院者の数はどちらかというと立地に左右されます。
一方、プロの業者は、内覧会の1週間くらい前から、医院の周辺で徹底的なビラまきとポスティングを行ってから内覧会に臨みますので来院者の数がまったく異なります。
費用は100万円程度かかりますが最低でも300人は集客してくれるので、費用をかけても十分ペイすると思います。


2017-06-29