医院開業コラム

いい従業員を選ぶにはどうしたらいいのか

【ライター】湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢勝信
ドクターにとっての第2の人生と言える「開業」が、先生にとっても、先生のご家族にとっても、また地域の住民にとっても意義深いものとなっていくことを祈念いたします。
そしてこのコラムが、少しでもお役に立てれば幸いです。
医院経営にとって一緒に働く従業員の存在は非常に大きいです。患者数が増えればふえるほど先生自身が患者と会っている時間は短くなり従業員を見ている時間の方が長くなります。つまり従業員の質やサービスが医院の評判に大きく影響してくるということです。
そのためにはできるだけ優秀な従業員を育てることが重要です。いい従業員を育てるためには、ポテンシャルの高い従業員を採用してしっかり教育することが必要です。
それではポテンシャルの高い従業員を採用するにはどうしたらいいでしょうか。
一つには従業員をできるだけ沢山の中から選ぶようにすること。つまりできるだけお金をかけて従業員募集の媒体を広げ沢山の応募者を集めること。
二つ目は、他の医院より少し高い給料設定にすること。例えば地域の他の医院が時給。
1600円で看護師を募集していたら1700円で募集をかける等です。
三つ目は、面接において複数の目を通すこと。1次面接ではチーフが質問票にのっとって質問を行い、簡単なペーパーテストを行う。2次面接では従業員と一緒にお昼を食べながら話してもらう。3次面接ではじめて院長に会ってもらうようにします。
ちょっと会っただけでは人はわかりませんので複数の目で見て判断し、一緒に仲間としてやっていけるかどうか、同じ目標に向かって進んでいける人かどうかを確認することが重要です。


2017-07-06